アーミテージ
レビン下院貿易小委員長
ダニエル インディアナ州知事

山本経済産業副大臣は4月28日〜5月7日の間、訪米を果たした。
訪米中は上院・下院議員、国務副長官、ラビン商務次官、FRB理事、州知事、その他有識者などの方々と会談し、海外とのパイプの太さを見せつけた。


会談内容は米国経済から米中関係、環境問題まで多岐に及んでいるが、個人的に気を引いたのは、先生が日米FTAの必要性を主張していたことであった。
FTAとは物品の関税、その他の制限的な通商規則、サービス貿易等の障壁など、通商上の障壁を取り除く自由貿易地域の結成を目的とした、2国間以上の国際協定であるが、先日、米韓の間でFTAの合意がなされており、今まで以上に自動車やその他工業品において、米国市場をめぐり、日韓の争いが激しくなると思われる。

ただ、日米間でFTAを締結するには、米国と日本の農業の競争力の差がネックとなる。互いの妥協点を見出すのはなかなか難しいと思われる。米韓はコメ抜きにすることで妥協点を見出したようだが・・・

日本は工業製品には絶対的な自信があるが、農業部門には不安がある。したがって、最初に日本がFTA締結に到ったのが農業部門がほぼないといっていいシンガポールであったのも道理であるのかもしれない。


1993年のコメ不足の際に、緊急輸入されて大不評っだった、タイ米アメリカ米であるが、(これに自信をつけた政府は米の一部輸入自由化に踏み切ったともいう)今ではカルフォルニアなどでは、日本人向けにコシヒカリササニシキを作っていて、なかなかおいしいらしいです。


今度は米国出張の裏話なんかをのせていきたいなと思っています。ご愛読よろしくお願いします。