幸ちゃん教えて!
〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜


第14回です!



ついに梅雨入りしましたね。


雨でジメジメした天気が続き自然と気分も沈みがちな季節だからこそ、学生の若さとパワーを活かして代議士並びに事務所をバックアップしていけたらな、と思います。


さて、近年官僚についての批判の動きが高まり、現在は国家公務員制度の改革法案について与野党の共同審議が行われています。

そこで今回は、大蔵省で官僚として活躍し、その後国会議員になられた代議士に、官僚について質問させていただきました。


今回のテーマは三回に分けてお送りさせていただきたいと思います。




☆。・*☆国家公務員制度☆。・*☆。・*



Q.国家公務員制度改革に象徴されるように、官僚に向けられる目が厳しくなっていますが、なぜこのような事態になっていると思いますか?

A.自分たちの省庁の利害優先という動きが目に余るようになってきているからだろうね。民間企業では信じられないくらいの経費削減が図られている一方で、官僚たちが無駄遣いをしていたら当然批判は起こるよな。そこは少しでも省庁の利害を離れて国の利益のために働くという意識を持たせる、あるいはそのような意識を担保する制度や改革が必要だろうね。今回の国家公務員制度改革のように一歩二歩ずつ前進していくしかないよな。




Q.国家公務員制度改革案の天下りの規制に関して、特殊法人等への見直しが具体性に乏しいといった声が上がっていますが、どう思いますか?

A.特殊法人はもっと抜本的に改革にすべきでしょうね。中央省庁と関連する特殊法人が多すぎて、そこで無駄遣いが起こっている。廃止も含めて計画的に整理しなくちゃいけないよな。



Q.キャリア制度に関しては、面接試験のウェイトを高める程度でまだ不十分という反論がありますが、それについてはどう思いますか?

A.キャリア制度に関しては確かに問題はあるんだけど、キャリア制度を完全になくしてしまうと良い人材が官僚にならなくなる、という問題が生じてしまう。キャリア制度というのは、難関な試験に合格した人たちを早く昇進させるためのものであるが、それを廃止して官僚という仕事が尊敬も評価もされない、仕事もきつい、安月給などの状況になってしまうと誰が喜んで官僚になろうとするんだろうね。僕らが役人の時は、給料は低くても社会的には尊敬され、若いときから面白い仕事が出来るというメリットがあったからね。



Q.政官接触の禁止が必要である理由とその弊害を教えてほしいのですが?
A.元々は、大臣の許可も得ずに役人が族議員と結びついて政策を決定していくのを抑えよう、という考えからきたんだな。だけど、それで本当にうまく行くんだろうか、と思うな。特に、野党の人は情報がなかなか役所から入らなくなり困ることになると思いますね。今は政官の接触により政治家が役人から勉強させてもらうことも出来るしね。役所には膨大な情報があるから、それを仕入れづらくなると役所の力が増大するような気がするね。



Q.天下り廃止についてはどう思いますか?
A.天下り廃止は良いことだと思いますよ。ただ、役人も定年まで働かせることを確立しないと役人がかわいそうだよね。そうなると、役人の数は増えてしまい、お金がかかることになってしまうだろうね。人件費についても批判は起こりそうだね。人件費は削れればいいんだけれど、そうすると優秀な人材が官僚にならなくなるよね。これは国民的損失につながるだろうね。





今回は、国家公務員改革法案の内容について質問させていただきました。



元官僚であり、官僚の気持ちを察することの出来る山本代議士ならではの答が随所に見られますね。



次回以降は「官僚とは?」といった視点からの質疑応答の様子をお送りいたしたいと思います。








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「幸ちゃん教えて!〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜」企画委員会



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副代表      大江 基方

ブログデザイン  尾家 遥

ブログ作成    村田 直也