幸ちゃん教えて!
〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜

第33回です!



先週参議院補正予算案が通過しました。

しかし金融危機が深刻化したのを受け、自民党は追加経済対策を検討中であります。

代議士は早くから今回の金融危機の深刻さを理解しており、大幅な対策が必要との考えでありました。

今週はこの金融危機に対しての代議士の政策と日本の銀行の海外の銀行への出資についてをお伝えしたいと思います。





☆。・*☆金融危機に対する政策☆*・。☆





Q 日本では先週補正予算参議院を通過しましたが、今回の補正予算の1.8兆円はどういうものなのですか?

A 公共投資(事業)ではなく、普通の追加支出なんだね。内閣府に今回の対策でGDPをどれぐらいあげるんだと聞いたら、「わかりません」と言ってきた。全然効果が無いようなレベルですよ。







Q ではどのぐらい必要なのですか?

A 1.8兆円の経済対策だけでは、ほとんどGDPの回復にならないんだね。じゃあどれぐ
らい必要かと言うと、8兆円の公共投資を追加するというぐらいの中身の対策を打たなければうまくいかない。
しかも何度も言っているように、ただ財政政策(減税や公共事業など)だけを実施すると金利が上がって、円高になって帳消しになってしまう。金融緩和*金利を上げないことや円高にしないことを平行してやらないと利かない。



*金融緩和
日銀が銀行間の金利を引き下げたり、世の中の出回るお金の量を増やし、企業が銀行からお金を借り易くする政策。



Q それでは具体的にはどんな政策が必要なのですか?

A あらゆる政策が必要ですね。先ず金融機関が企業にお金をあまり貸し出さない状況を脱
する必要がある。そのためには、
•首相なり財務大臣「日本の金融機関を潰さない」という宣言をする
•必要ならば公的資金(国のお金)を注入する
「必ず助けるから金融機関は心配ありません」と金融機関に安心感を与える
ことが必要だね。
また、日銀が具体的な手としてゼロ金利*、量的金融緩和*をしていくらでもお金を出すという姿勢を取らないとだめだね。





*ゼロ金利
銀行同士のお金の貸し借りの金利をほとんどなくすこと。これにより銀行はただ同然でお金を借りられるため、企業にお金を貸しやすくなり、景気を良くする効果がある。


*量的金融緩和
銀行が企業に貸し出せるお金の量を日銀が増やすこと。これによって銀行は企業にお金を貸しやすくなる。





Q その他には?

A 金融庁の銀行の貸し渋り貸しはがし*の現状・実態調査をして、異常なことがないようにチェックすることも必要でしょう。
それから、信用保証*の枠をもっと拡大して、緊急的な融資にも応じられるようにすることが大事だね。中小企業金融の対策についても同じことが言える。





貸し渋り貸しはがし
貸し渋り」は銀行などがあまりお金を貸し出さなくなることで、「貸しはがし」は現在貸し出している企業などからお金を引き揚げること。



*信用保証
中小企業が金融機関からお金を借りる際、企業が万一返済出来ない場合に代わりに信用保証協会に返済してもらうことを約束する制度。この制度を使うことによって中小企業は資金調達がし易くなる。









☆。・*☆邦銀の外銀に対する出資☆*・。☆




Q 先週三菱UFJフィナンシャルグループがモルガンスタンレーに約9000億、6月には三井住友フィナンシャルグループがバークレイズに約1000億円出資しました。
日本のメガバンク不良債権問題で国民の税金である公的資金を受け未だ法人税を払っていないのに、なぜ外国の金融機関に半ば救済的な出資をしたのですか?配当や値上がり益を見越した純粋な投資なのでしょうか?

A 契約上優先株等で配当が高いので確かに儲けを目的にやっているんでしょう。しかし外国の金融機関に出資するんだったら、日本の企業に貸さないと。もっと日本の企業を助けるようなことをするのが本来の金融機関ではないかと。
やっぱり「日本の企業と共になんとか生き残る道を探しましょう、助けましょう」と
するのが銀行の機能
だろうと思います。







Q 法人税に関してはどうですか?

A 早く払えるように頑張って欲しいということだね。やはり税金を払ってから外国の金融機関に出資するべきだと思いますよ。




最後に、HPの方に「麻生総理への提言」をアップ致しましたので合わせてご覧下さい。
     ↓
http://www.yamamotokozo.com/report200809.htm




いつもご覧頂き、本当にありがとうございます。





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「幸ちゃん、教えて!!〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜」企画委員会

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副代表      大江 基方

ブログデザイン  尾家 遥

ブログ作成    村田 直也