幸ちゃん教えて!
〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜

第46回です!



ブログをご覧の皆様こんにちは!


最近私は寒さにうんざりし、早く桜咲かないかな〜と、まださみしい桜並木を探索し妄想にふけっております。笑


さて、今回は混乱する経済状況について、山本代議士に質問をぶつけました!





☆。・*☆現在の円高について☆*・。☆





Q. 現在どの国に対しても円高だが、現在の水準は適正ですか?

A. まったく適正ではありません。円高すぎますね。これは日銀の金融政策によって諸外国よりもお金の量が少なくなっているからだと思います。日銀とFRBアメリカの中央銀行)の出すお金の量を比較すると、アメリカの方が圧倒的に多い。なので、どんどんドルが下がっていきます。一方で、日銀はデフレ(物価の継続的下落)が来ると予想される中でお金の量を減らしている。そうではなくて、早急に、そして一気にゼロ金利量的緩和(銀行の貸出に使える資金量を増やすこと)にふみきり、その量を増やす政策に転換し、これ以上に円高にならないようにすべきです。今の円高状況は輸出の落ち込みと重なって日本経済をつぶすことになります。






Q. 円高の経済全体への影響はどうなのでしょうか?

A. 経済全体としては、石油など原料を輸入している企業にとっては円高は良いことなんだけれども、輸出で成り立っているところは苦境に陥ってします。特に日本の場合は輸出産業が多いので経済全体としてはマイナスでしょうね。今の円高状況は輸出の落ち込みと重なって日本経済をつぶすことになります。







Q. 円高で消費者が得することは何ですか?

A. 円高だと海外旅行が安くなり、また海外の製品が安くなります。なので、その需要も高まるので生活水準もあがりますね。しかし、それは消費者の経済力が安定しているのが前提です。現状のような輸出が落ち込み、雇用も収入も確保されない経済状況での円高については十分に注意が必要です。従って、個人の経済力が不安定な時に円高がお得とはいいきれませんね。








☆。・*☆日銀の政策☆*・。☆




Q. 日銀が(政策)金利を下げたことをどのように評価しますか?

A. 金利を下げたといっても0.1%残しているんだよな。何で0にしないんだ、と僕は思うよ。






Q. この0.1%はどのような意味を持っているのですか?

A. 簡単に言うと、銀行が日銀にお金を預けたときに日銀が0.1%の金利をつけて返してくれるんだよ。その結果、銀行はできるだけお金を日銀に預け、市場に出さないというおかしな状況が生じてしまっているんだよ。本来は銀行がお金を企業に貸し付けるなどして市場に出し、経済を動かさないといけないんだ。だから金利を0にして銀行が日銀に預けているお金を市場に回すことが必要なんだよ。








Q 現在の企業が中々借入れが出来ない状態をどうみていますか?

A 現在は現金としていつでも使える状況ではない流動性危機だから、銀行が必要以上に企業に返済を求めたり、企業にお金を貸さなかったりして自分たちの中に資産を保持してしまう。そうすると、企業はお金を借りられないというような信用収縮*がおきている。このような事態になったときは中央銀行が手を差しのべてあげるべきです。連銀は銀行を通じず、直接企業にお金を渡しているんです。なぜ、日銀も同じ手を使わないのでしょうか。
(※1月28日に政府は一般企業にも公的資金を注入する制度の創設を正式に発表した。)


*信用収縮:資金需要があっても貸し渋り貸しはがしをするなど金融機関が十分にお金を貸さないようになること。








Q. 代議士は日銀に対し思い切った政策を採ることを訴えていますが、どういった効果があるのでしょうか?

A. 期待インフレ率が上昇します。インフレになるという期待感が高まると、企業はモノを高く売れるので生産を増やすし、人々は物価が上がる前に商品を買おうとするので消費が拡大するんだ。逆にデフレへの期待感が高まると、企業は作ったモノが安く売られる(利益が少ない、または損になってしまう)から生産を減らすし、人々はもっと安くなってから商品を買おうとするから消費が縮小してしまうんだ。だから景気を良くするためには、インフレへの期待を高まらせることが重要なんだ。









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「幸ちゃん、教えて!!〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜」企画委員会

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ブログ作成    村田 直也