幸ちゃん教えて!〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜

弟9回です!



もうすぐ今年も3分の1が終わりますね。

時間が経つのは本当に早いなぁと感じます。


さて、今回代議士にお聞きしたのは、今話題のワーキングプアです。

ワーキングプアとは何なのか、どういう状態のことを指すのか、また、どうしてそういうことになってしまったのか、代議士に詳しくお聞きしました。



今、問題となっている格差社会

みんなが笑って暮らせる社会になるには、どうしたらいいのでしょうか。





★・。☆・。ワーキングプア★・。☆・。★・。☆・。★・。☆・。★・。☆・。★・。


Q. ワーキングプア層が発生する理由は何ですか。


A. ワーキングプアというのは働いていても貧乏ということですよね。所得が上がらない層が増えているということですから、一番大きな原因はデフレが続いているということ。特に日銀の金融政策がおかしいからデフレがずっと続いちゃっていて給料が上げられない。むしろ(給料を)下げるというぐらいの感じになった。具体的には企業は賃金上げをできるだけしないようにしているし、正規雇用者を減らして非正規のパートとか派遣とかそういう人達を増やして全体のコスト高を下げている。だからそれが一番大きな原因。
それからまた国際競争が厳しい。やはり中国とかベトナムとかロシアとか東ヨーロッパ諸国とか今までは市場経済という形で競争に参加していなかった国々がいっせいに市場経済の役割を担うようになって、競争相手が出てきたわけだね。彼らはまだまだ賃金が安いですから、そういうところ(今まで市場経済で競争に参加してなかった国々)と競争しないといけないという事が次にある。ただその競争はどこにだってあるので、しかたない。一番日本としてやらなければならないのは、デフレを早く無くして景気回復をしっかりするということだね。

Q. どのような具体策を考えていますか?


A. 原因がそこ(デフレ)にあるわけだから、やるべき政策は早くデフレを無くして景気回復をしっかりしてもらって経済の成長率をあげるということが一番の基本的で大事な政策なんだよね。それ(景気回復と経済成長率の向上)ができないで格差が開いているっていう話をしてもしょうがないよね。経済成長してパイ(経済規模)を大きくすることによって地域の分配が増えるという形ができていくわけだから、それ(経済規模)がないと絶対に増えないわけだからね。その基本政策が一番大事なんだよね。だけど、日銀総裁人事で今問題になっていて、従来からの日銀はデフレ回復をできない。(僕は10年前から(日銀を)指摘しているんだけど・・・)その結果が今日の格差であり、ワーキングプアなんだな。



学生:日銀が(ワーキングプアを)もたらした原因なのですね。
先生:(ワーキングプアの根源である)デフレを一刻も早く解消しないからね、そう(格差やワーキングプア層が増えている状況に)なっている。




★・。☆・。格差社会★・。☆・。★・。☆・。★・。☆・。★・。☆・。★・。





Q.先生自身は格差(社会)についてどう感じますか?


A.資本主義経済とか市場経済という世界は(格差が生じるということは)自然のことなんだな。だからそれ(格差社会)が一概に悪いとは言えない。つまり頑張った人はそれなりの報酬を受ける。ただそれだけでほっといたらこの世の中はおかしくなる。そこで政治の意味があるわけだな。つまり、許容限度以上の格差が開かないように政治は(経済力の)弱い人達のためにセーフティネット(安全網)を与える。全部市場原理で解決するんなら政治家はいらない訳だけどね。(そういうわけにもいかないから)政治家はこれ以上格差が開いたらとても日本人として生活ができないということがないように、そういう人達(経済力の弱い人達)のために色んな事を考えていかないといけないわけだな。



学生:(政治家は)できるだけ格差を縮めるということですね。
先生:そう。だから基本は景気をよくして、デフレをなくすということがないと(格差社会に対して)手の打ちようがないんだけども、それを(日銀に)早くやらしてちゃんとしてもらわないといけない。その上で最低賃金のレベルを上げるとか、正規雇用を出来るだけ増やすように、あるいは下請けいじめがないように企業に要請するとか、これ以上医療費や年金の個人負担が増えないようにすることも政治の大きな責任と考えなければならないと思いますよ。






最終的には物価の下落が原因だったのですね。
総裁が決まり以前より落ち着いた日銀には、出来るだけ早く国民生活が良くなる政策を実行してもらいたいですね。



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