幸ちゃん教えて!

〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜

第56回です!

こんにちは。

せっかく春が来たと思ったら、初夏のような暑さの日が続きますね。

4月はなにかとあわただしい生活を送っている人が多く、落ち着きたいと思っている人もいると思いますが、

天気も落ち着いてほしいですね。

さて、今回は前回の内容に引き続き議員連盟についてお届けいたします。




☆。・*☆議員連盟について☆*・。☆



Q.なぜ発電に木材(木質系バイオマス)を使用するのですか?




A.木材は成長過程でCO2を吸収しているから、京都議定書では木材を燃やした際に出るCO2量は排出量としてカウントしないんだ。だから発電するために木質系バイオマスを燃やすことでCO2排出量を削減することができるのだよ。







Q.そういった発電方法に関して問題点はないのですか?




A.石炭や石油の代わりに木質系バイオマスを燃やすことは特に問題はない。電気事業者の木質受け入れ可能量も上限と下限が決められているしね。ただ大きな問題点としてはコストが挙げられるんだ。電力会社が木材を引き取るときの価格が高いんだ。木材を運ぶ費用などを考えると石炭や石油を燃やしたほうが安いからね。だからその差を埋めるためにある程度政府の補助金なり支援策がないと上手くいかないかもしれないね。京都議定書の削減目標を達成できないと他国から排出権を購入しなければならなくなり、その費用は数兆円にも及んでしまう。だから、こういった支援は相対的に見ると大きな負担ではないはずだよ。






Q.他にも何か問題点はありますか?




A.まずは役所の縦割り行政が挙げられる。本来、電力事業は経済産業省が、森林事業は農林水産省が担当していて、役所の欠点である縦割り行政のためにお互いに放っておくと話が進まない。そこを今回の議員連盟で両者の歩み寄りを推進していくんだな。
その他には、お金に関しては財務省としてはちゃんとしたものでないとお金が出せないということ、また、林業をやっている人の中には個人の財産に国の税金が投入されることに抵抗感を持つ人がいる、ということかな。でも環境の問題として捉えることが重要だと考えているよ。









Q.それでは、メリットはどういった点があるのでしょうか?





A.多くのメリットがあるよな。
電力会社はCO2排出量を削減できる。
林業をやっている方々は仕事の量も増える。
雇用の促進にもつながる。
山がきれいになることで林業が行いやすい環境が出来る。

雇用面でも良いし、環境面でも良いし、産業が出来て地域活性化にも繋がるし、たくさんの効果が得られるんだ。








Q.代議士の地元など、地方への影響はどういったものがあるのでしょうか?




A.極めて大きい影響があります。私の地元にも多くの森林がありまして、残材に悩まされている森林組合の人がいます。しかし、残材処理をやろうにも財政支援が無いとできない状態にあるから、そこを支援することで、さっきも言ったんだけれど、山林がきれいになるし、林業がやりやすくなるし、雇用の創出にも繋がるし、新たな産業が興るという効果が生まれる。それを大いに期待しています。まずは九州をモデルにしていきたいと考えています。









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「幸ちゃん、教えて!!〜大学生が国会議員山本幸三に迫る〜」企画委員会

メンバー  村田 直也   船津 崇   加藤 郁実